週末の大黒パーキングエリア(PA)では、警察や自動車技術総合機構による「特別街頭検査」が実施されることがあります。 SNSなどでは「無料車検」という俗称で呼ばれ恐れられていますが、これは本来「危険な車両を排除し、交通安全を守るための活動」です。
この記事では、正しい保安基準(車検に通るルール)を再確認し、安心してドライブを楽しむための整備ポイントを解説します。
なぜ検査が行われるのか?
大黒PAはカスタムカーの聖地として知られていますが、中には法規制を超えた過度な改造(不正改造)を行っている車両も見受けられます。 整備不良車は、騒音公害の原因になるだけでなく、パーツの脱落やバーストなど、重大な事故につながる恐れがあります。
主なチェック項目と保安基準
街頭検査で指摘されやすいポイントは、通常の車検と同じく「道路運送車両法」に基づいています。特に以下の項目は重要です。
1. 最低地上高(車高)
車高を下げすぎると、路面の突起物に接触し事故の原因になります。
基準:一番低い部分が地面から9cm以上あること。
2. タイヤのはみ出し(ハミタイ)
回転しているタイヤが車体からはみ出していると、歩行者を巻き込むリスクがあります。
基準:フェンダー(車体)の中にタイヤが収まっていること。
3. マフラーの音量と触媒
深夜の騒音はPA閉鎖の最大の原因です。触媒(サイレンサー)を外した「直管」マフラーは絶対にNGです。必ず車検対応品を装着しましょう。
4. GTウイングの形状
基準:車幅からはみ出していないこと。ウイングの端がボディの最外側から165mm以上内側にあること。
「対策」とは「逃げること」ではありません
ネット上には「検問の抜け道」を探す動きもありますが、最大の対策は「常に車検に通る状態で乗ること」に尽きます。
日頃から法令遵守(コンプライアンス)を意識したカスタムを心がけることが、結果として大黒PAという場所を守ることにつながります。
まとめ
車をカスタムすること自体は素晴らしい文化です。しかし、それはルール(保安基準)という土台があって初めて成り立ちます。 スマートで安全なカーライフを送りましょう。